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断章的に。「矢の音山、高尾山北尾根。登山詳細図高尾篇の補足踏査に随行する」「奥武蔵の入口、黒尾根を歩く」

2013/2/3

相模湖駅(8:40)---与瀬神社---大平小屋跡---矢の音---明王峠---小仏峠---小仏城山---高尾山---高尾山北尾根---日影バス停---高尾駅(17:00)

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登山詳細図高尾山篇の補足的踏査を兼ねてのハイキングと謂うことで、C氏と其の相方Tさんと相模湖駅で集合した。C氏のGPS受信機を貸与して貰い、歩くだけだと聞いていたので、当然のようにロードメジャーを手渡されたから驚いた。GPSだけでいいんじゃなかったの、と異議の申し立てをしたら、実は高尾駅で世話人氏と会っちゃって、渡されたんですよ、と、C氏が云った。其れで思わず破顔してしまった。踏査隊のルーキーである私は、謹んでGPSとロードメジャーの二刀流で踏査を開始することになった。

日曜日の相模湖周辺なので、ハイカーが多い。ロードメジャーを転がして歩いていると、当然だが目立って仕方が無い。C氏等はマイナールートの孫山桂北コースだが、私は与瀬神社からの孫山南尾根コースを登る。合流点に着き、別動隊を待つ。樹間から珍しく富士山の頭部が明瞭に見えた。

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大平小屋跡を過ぎて、登山道は矢の音を捲いて北上している。登山詳細図に記してある、矢の音への直登の道を再踏査することになった。踏跡は途中で消え、西の方角に捲いていく跡があるので、仕方無く辿り、南面の山腹を廻って漸く登れそうな尾根に乗り、其れでも傾斜は厳しく、最後は這うようにして登頂した。壮年夫婦のハイカーが休憩していて、突然現われた私を、怪訝そうに見ているので、怪しい者ではありません、と謂う態で、話し掛けて事無きを得た。

補足的踏査は此れで終了。明王峠で食事を摂って、三人で陣馬山からの縦走コースを歩き、小仏峠に到着した。此処で、地図の直売を行なっている世話人氏夫妻と合流。初対面のtz氏も加わり、城山経由で高尾山に向かう。高尾山頂を北側に捲く道から、いろはの森コースの基部へと連なる尾根が在り、高尾山北尾根と呼ばれている道が在る。踏査を兼ねて其処から降りることにしたが、観光客が迷い込まないようにとの用心からだと思われるが、立ち入り禁止のテープが渡してあった。

其れでも明瞭な尾根に、皆で進入した。高尾山頂への、恐らく最短ルートとなるであろう此の尾根は、傾斜は急だが、踏跡もあり、充分に使える道だった。しかし、季節によっては藪だらけで困難になるかもしれない懸念はある。登山詳細図には、熟達者向きの破線ルート扱いでもいいので、採用して貰いたいものである。

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2013/2/9

高麗駅(11:15)---高麗橋---黒尾根---駒高---高指山---日和田山---高麗駅(14:30)

出立を決めた時刻が遅かったので、何処へ行こうかと漠然と考えながら、飯能迄やってきた。春を窺う様な陽気なので、徒然に歩ければ其れでいい。とりあえず日和田山の上迄行って考えよう。それくらいの気分だった。奥武蔵の常連客になっている積もりだが、其れは思い込みであって、私は今日も新しい経験を自分に擦り込む為に、山歩きをする。

大型トラックが驀進する危険な国道299号の、高麗橋を渡って直ぐに右折した辺りから、物見山の直ぐ傍迄の処に、尾根伝いに歩くコースが、昭文社地図に破線で記されている。此処を歩こうと思った。しかし、崖に沿って住宅が並ぶ道沿いに、取り付き口が見つけられない。来た道を戻り、目星を付けた農道のような道を上がって行くと、やはり民家が在る。飼犬がけたたましく鳴いているので臆するが、民家の上に墓石が在り、目指す尾根に続くなだらかな傾斜の雑木林が見える。意を決して、民家の軒先を挙動不審の態で通過し、なんとか山腹に辿り着いた。

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植林の中を暫く登って行くと、やがて明瞭な踏跡にぶつかった。やはり正式な登山口が有るのだと知り、私は敢えて其の道を下って行った。登り口を確認するためである。登山詳細図の踏査に参加してから、此の様な行動も惜しみ無く行なうようになった自分に驚く。下って行くと、やがて墓地があって、民家の傍を横切って行く道なのだが、敷地内に進入すること無く、国道299号に降り立った。高麗橋を渡って住宅地への道に曲がらないで、入口は存在していた。其れを確認して、私はふたたび登山道に姿を消していった。

山林の作業道のような道をひたすら登っていくと、やがて尾根をトラバースしようかと謂う地点に着いた。其処に、関ノ入尾根でお馴染みになった、手書きの道標が木に括ってあった。尾根越えの道の行先は、日向と謂う集落になっていた。尾根を直登する方角には、「尾根への山道」と書いてあり、小さく「ヤブ」と書き添えてあった。冬枯れの季節なので、私は尾根へと突き進んでいった。

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物見山方面へと続く目的の主稜から派生している此の尾根は、やがて西北へとカーブしていく。其の頃には、既に新たな登山道と云ってよい道に合流した。標高240mの小ピークを過ぎると、小高い丘の上を、実直に進む道に導かれて、少々のアップダウンを繰り返す。三つ目の瘤が250mで、其れから徐々に高度を上げていく。

途中で、簡便な手書きの表示で、黒尾根、と謂うのが木に括りつけられていた。初めて知る名前だが、此の道が古くから歩かれているのが察せられた。勾配を登っていると、右手に明るい展望が開けて、高指山の電波塔が見える。奥武蔵の入口で、静かな尾根を、のんびりと歩く。

送電鉄塔が在る標高330mで、右手の谷に下りていく道が分岐していた。手書きの標識に、来た道の方向には、高麗方面と書いてあり、其れに添えて、黒尾根と記してあった。谷への道には駒高とあった。充足した気分だったので、谷に下りた。随分と急降下して、降り立ったのは、カーブの途中の舗装路だった。少し面倒な気もしたが、駒高の山上集落に登り返すことにした。舗装路を歩いて行けば、終点が高指山である。

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高指山の電波塔は、いつも通り過ぎてばかりだったので、電波塔が立つコンクリートの壁迄行ってみることにした。其れで、高指山に登頂と謂うことにした。奥多摩の山なみが見渡せて、大岳山の特徴的な山容が、今迄見た姿と、少し違うような気がした。電波塔の突端は、絶景なのだろうなと思いながら、私は、空を見上げた。

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