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断章的に。鳥沢駅から権現山往復

2012/3/18

鳥沢駅(8:00)---梨ノ木平---扇山---淺川峠---権現山---淺川峠---扇山---鳥沢駅(16:00)

Asakawatouge

何のケレン味もないが、今回もまたM君とふたりで、鳥沢駅から権現山往復である。何と云うことも無い実直さで、扇山を越えて、淺川峠をパスして、圧倒的な幅広さを誇る権現山と其の山塊の壁を登り、頂上に着いた処で、また折り返して、ふたたび扇山に登り、駅迄戻ってこなければならないから存外に苦しい道程だ。此れが二度目なのだから、文字通りの愚直さである。春らしく不安定な天候が続いていたが、予報では降水確率が比較的低いと云うから、思い立って出掛けてみた。

淺川峠に着いた頃には、右手に雨降山の電波塔が直ぐ其処に感じるくらい澄み切った青空だったが、程なく霧が淺川集落の底から湧き上がってきて、最後の登りに差し掛かる途上で、其れに包みこまれた。尾根に乗った頃には雨が本格的になってきた。正午近く、ほうほうの態で登頂したら、思いがけないくらい大勢の登山者が居た。此の状態で、皆はどうするのかと眺め、様子を窺ってみる。頂上では何がなんでも食事を摂らなければならないと謂う態で、皆が雨具を被り、雨に打たれながら食事を始めた。我々も釣られるようにして、湯を沸かしてカップ麺を作る。立ち喰いである。急いで其れを片付けたら、もう引き返すしか無かった。

ふたたび淺川峠に戻ると、濃霧の舞台は此処迄、と云わんばかりに、空が明るくなり、天気は回復してきた。最後の登りの辛さは其の記憶が足腰に染み付いている。私は、意識してゆっくりと、休みながら歩を進めた。頭の中は真っ白だった。不思議なような気がしたが、そうすることで、何時のまにか、扇山の頂上に辿り着いていた。前回の行程では、此処で倒れこんで眠ってしまったが、今回は思いのほか疲労感が少なかった。尤も、倒れたくても、誰も居ない扇山の頂上広場は土が泥濘になっていて、腰を下ろす気にもならない。我々は、鳥沢の、いつも立ち寄る中華料理屋を心の支えにして、黙々と下山の途についた。

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